【確率統計】よく使われるもの
Chebyshev不等式
を示す.
したがって,
これより,
大数の法則
Chebyshevの不等式から証明できる.
Chebyshevの不等式の証明は次のリンクへ.
http://umashika5555.hatenablog.com/entry/2020/02/27/213325umashika5555.hatenablog.com
確率変数の期待値と分散を計算する.
次にChebyshevの不等式より
のとき,
これはすなわち, を表している.
中心極限定理
中心極限定理
を示す.
中心極限定理は, 母平均とのズレがGauss分布に近づくという意味である.
左辺は母平均とのズレの分布関数, 右辺は, N(0,1)のGauss分布を表している.
証明は, 左辺の確率変数の積率母関数が右辺の分布関数の積率母関数と同じになることを示す.
まず右辺について,
の積率母関数は,
※Gauss分布の積率母関数は次のリンクへ.
http://umashika5555.hatenablog.com/entry/2020/02/22/030913umashika5555.hatenablog.com
次に, 左辺についてみていく.
より,
と置くと考えやすい. (と言うか, コレが本質)
の積率母関数は,
確率変数の積率母関数を考える.
互いに独立な確率変数について, の積率母関数は各々の積率母関数の積で表されることを証明する.
これはn個に拡張できることは自明なので,
の積率母関数はの積率母関数を用いて次のように表現できる.
ここで, と置くと, となる.
のとき, より,